少年ジャンプの売上は腐女子が支えていた? [旬のニュース]

発行部数が300万部を超え、全まんが誌売上ナンバーワン、圧倒的な支持を持つ少年ジャンプですが、昨今その支持層に変化がみられるといいます。

ふつう少年まんが誌は、その名のとおり読者ターゲットは10代から20代の男性ですが、少年ジャンプの場合は、他誌と比べて女性の読者が圧倒的に多いといいます。

少年ジャンプ連載のまんがの単行本売上データでは、全体の売上の中で女性の占める割合が「ハイキュー!!」が66.8%、「銀魂」63.8%、「家庭教師ヒットマンREBORN!」が62.4%、「黒子のバスケ」が58.9%、あの「ONE PIECE」でさえ51.8%と女性が男性の割合を上まっています。

売上トップを独走する少年ジャンプですが、最近の女性読者急増に便乗?してか、女性好み、女性受け狙いの作品が増えたとよく言われます。

いわゆる「腐女子」が好む傾向の作品ですね。かといってもろBL的な作品が増えているわけではありません。狙いは腐女子が十分妄想に浸れる余地のある作品を増やすということです。

少年ジャンプの腐女子狙いの作品のキーポイントは「イケメン」「熱き人間関係」「超現実的必殺技」だそうです。

つまりイケメンの主要キャラがたくさん登場し、友情や人間関係の確執・葛藤を描いていく。さらには「黒子のバスケ」のように現実離れした超必殺技で女性読者を魅了していきます。

重要なのは、異性の恋愛はストーリーの中ではほとんど皆無で、イケメンたちは、男同士の友情や確執、信頼や裏切りに揺れ動いて行きます。

このような複雑で細かい人間関係を描写することで「腐女子」たちはさらなる妄想を膨らませていきます。

かっこいいイケメンたちがわんさか登場、個性的なキャラで細かい人間関係が描かれ、これまたかっこいい超必殺技。女性読者がはまるわけですが、やはり男としては、リアルで武骨な描写や憧れのマドンナなんかもほしいところですかね。



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